
想い出の宝石たち
義母から受け継いだ宝石の中にルビーのリングがありました。「私は岡田さんのデザインが大好きだから使わなくなってしまった宝石を順番にリスタイル(リフォーム)していくのよ。死ぬまでに全部出来上がるかしらね?」と宣言して一つ一つ夢を叶えていきました。今思えば70歳半ばからリスタイル人生がスタートしたことになります。
7月の誕生石『ルビー』の石言葉は「愛の象徴」とされているので、結婚記念日の名称として40周年目は「ルビー婚式」と呼ばれています。

義母が大切にしていたルビーの指輪
ダイヤモンドのプチネックレスを第一弾に、エメラルド、翡翠、サファイア、ダイヤモンドと次々にリスタイルをしていきました。その多くのコレクションの中で最後までOKが出なかったのが、このルビーの指輪でした。これだけは「リスタイルしないでこのまま使ってほしいけど、ママの代になったらお好きにどうぞ」何度聞いてもこの答えしか返ってきませんでした。大切なな想い出があったのか、ひょっとして40周年記念のリングだったのかもしれません。
昨年より取り組んできたこのルビーのリスタイルがついに完成しました。次回のブログでご紹介しますね。こうやって写真を眺めるにつけ、義母がリスタイル&オーダーした宝石との想い出話は尽きないのです。