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岡田訓明の日々の徒然ブログ
『ジュエリーデザイナーの嗜み』

無人島レコード

無人島レコード

レコード雑記

以前投稿した「無人島にレコードを3枚だけ…」という言い回し。実はこれ、「無人島レコード」と呼ばれています。ただし、本来のセオリーは“1枚だけ”を選ぶというものです。

「もし無人島に1枚だけレコードを持っていけるとしたら?」
音楽好きなら一度は考えたことのある問いかけだと思います。

最近の自分はボブ・ディランをよく聴いています。独特の声と、噛みしめるほどに深まっていく歌詞。無人島に持っていくなら、きっと飽きずに聴ける気がします。

でも、そう思ったそばから「いや待てよ」となるんです。ディランだって時代ごとにアルバムの雰囲気が全然違うし、ビートルズを置いていっていいのか? いや、そもそもビートルズの中だけでも選びきれないのに。邦楽だって悪くない、気分を一気に変えてくれるJAZZも捨てがたい。

音楽って、その時々の気分や季節で聴きたいものが全然変わりますよね。朝に流したいものと夜にしっくりくるものは違うし、人生の局面ごとに心に響くアルバムも変わってくる。だからこそ「無人島レコード」を一枚に決めるなんて、自分には到底できそうにありません。

きっと本当に無人島に行くことになったら、最後まで迷って、結局「選べない」という答えのまま出発してしまうと思います。
ある意味、それが自分らしい答えなのかもしれません。

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