
お父様からお嬢様へ
父娘で仲良くご来店くださいました。宝石にとてもお詳しく感度の高いお父様が、お嬢様のために選ばれたルースで「宝石をオーダーする時間そのものもプレゼントしたい」とお考えだったようです。お嬢様は芸術系の大学に通われていることもあり、ジュエリーが形になっていくプロセスに大変興味をお持ちでした。
ジュエリーのお好みを伺うと、「ポメラートが好き」とのこと。お父様のご意見も交えながら、デザイン画を進めていきました。
まずご提案したのは、どんな装いにも合わせやすいよう、ルースをピンクゴールドで包み込むように留めたベゼルセッティングのデザイン。ルースが外れにくく丈夫で、日常使いにも安心の仕上がりです。
別案として、太めの爪でルースを留め、爪は鏡面仕上げのプラチナ、腕はピンクゴールドというコンビネーションが映える個性派デザインもご提案しました。
どちらの案も、腕のボリューム感で若々しさを表現しています。父娘で楽しそうに相談され、最終的には2案目をベースに、アームをマット仕上げにすることで決定しました。


K18PG,Pt950
そしてついに、世界にひとつだけのマイジュエリーが完成。
お嬢様は出来上がったリングを目にした瞬間、初めてのオーダージュエリーに感動され、じっくりとご覧になっていました。続いてお父様も手に取られ、「プラチナ台に留めたせいか、ルースで見たときより色が一段と綺麗に見える。ピンクゴールドのマット仕上げも大正解ですね」と嬉しそうにお話しくださいました。

横姿も潔くてカッコイイのです
当初は“ポメラートがお好き”とのことでボリュームのあるデザインも候補にありましたが、最終的にお父様からは「このリングはどのブランドにも寄せていない、唯一無二のデザインだね!」と最高のお言葉をいただきました。パープルがお好きなお嬢様は「このリングに合わせて髪もパープルにしようかな」と弾む声で話され、最後まで和やかな時間となりました。










