
冬の風物詩『 忠臣蔵 』
先日、初めての明治座で、初めての時代劇『忠臣蔵』を観劇してきました。『忠臣蔵』といえば、冬の風物詩として様々な場所で上演される演目です。今回は、宝塚時代から応援している珠城りょうさんが、阿久里とおかるの二役を演じられるということでチケットを取りました。

明治座のはじまりは明治6年 (1873) 「喜昇座」として開場
観劇当日は、なんと奇しくも元禄15年、赤穂浪士討ち入りの日と同日の12月14日。歴史的な日と同じ日に観劇するという、特別な巡り合わせに胸が高鳴りました。時代劇は少し苦手分野かもしれないと思っていましたが、その思いはすぐに覆され、堤幸彦氏演出のおかげか、LED映像を駆使した現代的な舞台になっていて驚きました。又、舞台上の台詞一つひとつが心の琴線に触れ、涙が止まりませんでした。圧巻は、訓練された役者陣による大迫力の殺陣の光景です。その場にいるような臨場感に、完全に魅了され、日本の伝統芸能の新たな魅力を発見できた、非常に豊かな時間となりました。


そして、特筆すべきは観劇以外の楽しみの多さです。歌舞伎座と同様に、館内では趣向を凝らしたお弁当や地元の物産が多数販売されており、休憩時間がめちゃくちゃ楽しい空間になっていました。驚いたのは洋服コーナーまであったこと!観劇に来たお客様を楽しませる工夫が随所に見られ、劇場全体がエンターテイメントな空間となってました。










