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岡田訓明の日々の徒然ブログ
『ジュエリーデザイナーの嗜み』

特別な宝飾品

特別な宝飾品

ジュエリーのお話雑記

あらゆる製品の中でも素材価値が高いものは宝飾品以外他にはないかもしれません。着物や服、車、家、時計や家具や食器、テレビや絵画などスクラップしてしまえば殆どものは素材価値はありません。しかし、宝飾品は素材価値があるので壊れてしまってもゴミ箱に棄てるというものではありません。どんなに古くなっても壊れても素材の価値はあるので、そう考えると何だかお得なものに思えてきます。

金が高騰しています。オーダー&リスタイルの見積りを出すと凄く高くなってしまいますが、それでも使わない地金は高く下取り出来ますので少しはお安く出来るかと思います。
また、金以上に高騰している貴金属にパラジウムがあります。パラジウムは世界の4割をロシアが産出しているので、現在の世界情勢でパラジウムの高騰が続いています。金やプラチナよりも高くなってしまったパラジウムなので、
プラチナやホワイトゴールドの割金に使用されていることからプラチナ1000よりも純度の低いプラチナ900の方が高いというおかしな現象になっています。

30年位前でしょうか、プラチナの値段が上がり始めた頃、見た目が同じ銀色でプラチナより安く出来るホワイトゴールドの商品が世の中に広まりました。金の値段がグラム千円そこそこだったので、ホワイトゴールドに各メーカーがシフトして行ったことを思い出しました。その頃と比べると金の値段は約6倍と、まさか金がこんなに高くなるなんて思ってもみませんでした。
また貴金属以外にもダイヤモンドやあらゆる物の値段がどんどん高くなっています。貴金属も宝石も限りある資源ですので価格が大きく下がることはないと思いますが、気軽に宝飾品を買うことが出来なくなるなんて時代がくるかもしれません。

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