DESIGNER

岡田訓明の日々の徒然ブログ
『ジュエリーデザイナーの嗜み』

想い

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雑記

結婚当初、妻からプレゼントされたバッグを修理に出しました。長く愛用していましたが、やがて使わなくなり仕舞い込んだままになっていたものを、ふと思い出して引っ張り出してきました。
四隅は擦り切れ、革は油分も抜けて使用するには修理をしないとちょっと恥ずかしい状態でした。
当時は使い方も荒く、手入れなど殆どしたこともなかったので酷い状態です。最近のマイブームに相応しいレザーバッグをもう一度使っていこうと思いプロの修理屋さんに依頼することにしました。
修理内容相談した結果、継ぎ目を無くすために縁を全周補修すれば良かったのですが、予算オーバーのため今回は四隅だけの修理と全体の仕上げにとどめました。取手の下に付いている芯材が外れていることや金具部分の緑青の話もしていました。

修理が出来上がった連絡を受け楽しみに取りに行きましたが、取手下の芯材の外れも修理されずそのまま帰ってきました。全体の仕上げも思った程ではなく「なんだかなあ…」という印象を受け、家に帰ってじっくり見ても「金具の酸化・緑青はそのまま」「修理箇所以外の綻びはそのまま」という残念な状態でした。確か「追加で直すところがあれば連絡します」と言っていたような…とりあえず「綻びの縫い直し」「磨き」を自分でやり直しました。
言われた所だけをやるのではなく、大切に使いたいという気持ちを汲み取って欲しかったなあと少し残念な気持ちになりました。
それでも綺麗になったバッグを見て、メンテナンスしながら生涯大切にしていこうと思った次第です。
期待が大きかったのかもしれませんが、大切なジュエリーをお預かりする立場の自分に置き換えて今回のことは凄く考えさせられる出来事でした。

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