ミリタリーとファッション
「ブレッドバッグ」ポチりました。ちょっとしたカメラ散歩に良いかなあと思い購入しました。しかも、とても安いんです。お昼ご飯代くらいの値段でした。
しかし、男ってこういうミリタリーアイテムが好きですよね。丈夫で長持ち、帆布生地がしっかりしていて、ダメージ感が格好良いです。但し、不要なパーツは取り外しました。
フラップに付いている丸めたマットや筒状のものを取り付けるためのパーツと、バックに付いているのサスペンダーやベルトに取り付けるためのパーツは邪魔なので取り外しました。
ブレッドバッグはその名の通り、パンや食料、小物などを持ち運ぶためのバッグです。
面白いことに、軍用のアイテムが今日のファッションアイテムになっている例はたくさんあります。例えば、ネクタイは元々、首に巻いていた四角い布が変化したもので、第一次世界大戦頃には兵士の正装になっていました。また、トレンチコートは第一次大戦中に英国軍の兵士が塹壕で過ごす際に身を守るために着用していた防水性のあるオーバーコートで、バーバリーとアクアスキュータムの2社が製造していました。女子中高生の制服として着用されているセーラー服は、イギリス海軍に採用された軍服です。チノパンのカーキ色は、元々は真っ白だったものが戦場で汚れが目立たないように土色に染められたものです。この他にも、Tシャツ、カーディガン、ブレザー、カーゴパンツなど、軍服から派生したものはたくさんあります。機能性やデザイン、耐久性に優れた素材は、現代の洋服にもマッチし魅力的です。
現在売られているカメラ専用バッグは横からカメラが取り出せたり、レンズ同士が当たらないように幅を変えれる仕切りがあったり、雨水が侵入しない、軽いなど、機能的に優れています。購入したバッグは片手では開け閉め出来ない面倒な金具ですが、その手間がまた良いのです。古い物好きにとっては、当時使われていた物がどうしても欲しくなってしまうのです。