
7″45RPM
7インチ 45回転のシングルレコードのことです。中央に大きな穴が開いていることからドーナッツ盤とも呼ばれていました。A面とB面で2曲しか収録されていないので割高に感じ、あまり興味なかったのですが、最近このシングル盤が気になっています。

14歳の時に買った 7”45RPM 通称ドーナッツ盤です
人生で初めて買ったレコードが山口百恵のシングル盤でした。中学生になり、テレビでイーグルスを観て感激し『ホテル・カリフォルニア』と『駆け足の人生』のシングル盤を購入しました。後に『ホテル・カリフォルニア』 のLPレコードを買い、フェードアウトするエンデイングのギターソロの長さが違うことに気付きます。この曲の収録時間はシングル盤では6分8秒ですが、LP盤では6分30秒と22秒の差があります。最後の繰り返し部分のベースラインが、連打からAメロのフレーズに変わるのが凄く格好良いのですが、シングル盤ではそこの手前からフェードアウトが始まり、格好良い展開になるのに聞こえなくなるのは残念です。
音質は、12インチの方が再生力が高く、回転は33 1/3回転よりも45回転の方が音量を入れやすいとされています。LPでは直径30センチの外側が最も音質が良く、内側に進むにつれて、音が劣化するとされていることから、一番音質が良いレコードは12インチ45回転のA面またはB面の最初ということになります。12"45RPMのレコードはビートルズ『Love Me Do』を持っています。しかし、12"45RPMは、どのアーティストも、多くはリリースされていないので、あまり目にすることはありません。

12"45RPMのレコードは、曲の入っているところより、リードアアウト溝の幅の方が広いです
たかが一曲のために面倒なレコードをかける、なんと贅沢なことでしょう。