
夫婦で初めてのディズニー
妻が東京に来ることになったので、初めて夫婦でディズニーシーへ行ってきました。
思えば、娘達が小さい頃は毎年のように家族でディズニーリゾートへ通っていたものです。あの頃は、計画を立てるのもアトラクションを選ぶのも、すべて親の役目。娘達が笑顔でミッキーに手を振る姿を見るのが何よりの楽しみでした。
ところが時が経ち、娘はすっかり熱狂的なディズニーファンに成長。いつしか私たちは“同行者”として、ただついていくだけの立場に。チケットの手配からアプリ操作まで、すべて娘にお任せの時代が続きました。
娘達も巣立ち、今回は夫婦だけでのディズニー。システムも昔とはすっかり変わっていて、行く前にはしっかり下調べをして臨みました。全てがアプリで管理されるなど、便利さと同時に少しの戸惑いも。けれど、その新しさもまた旅の一部。
還暦を超えた今、若い頃のように全力でアトラクションを回るのではなく、景色を楽しみ、ショーをゆったり眺め、食事を味わう——そんな大人の楽しみ方ができました。
海風に吹かれながらベンチで休む時間も、意外と悪くないものです。
かつては娘のために訪れていた場所が、今は夫婦でゆっくり過ごせる空間に変わっていました。年月を重ねたからこそ見えるディズニーの魅力を、改めて感じた一日でした。









