
“レコール” 主催のトークイベント
テーマ『アール・デコ ジュエリーに見るアジアの影響』
先日、代官山 蔦屋書店にて開催された、レコール(レコール ジュエリーと宝飾芸術の学校)主催のトークイベントに参加してきました。レコールは、2012年にヴァン クリーフ&アーペルがパリに設立した、ジュエリーと宝飾芸術を学べる学校です。今回は、現在庭園美術館で開催されている特別な展覧会を記念しての開催でした。

アール・デコは非常に魅力的な芸術様式で、当サロンでも過去にセミナーを開催したり、10階に飾っているラリックのガラス器などにもその影響が色濃く見られます。
イベントでは、展覧会で観るジュエリーたちが、いかに日本や中国からインスピレーションを受けていたかというお話が展開され、非常に興味深く感じました。特に驚いたのが、当時のヴァニティーケースが日本の「印籠(いんろう)」にインスパイアされて作られたというお話です。また、コレクターたちが日本の古美術を競って蒐集していた歴史など、フランスのグランメゾンと日本の伝統工芸の深く美しい繋がりに触れました。ジュエリーの背景にある歴史や文化を知ることで、作品の見方がまた一層深まりますね。展覧会には私は2度訪れましたが、年明け18日が最終日です。

二人の同時通訳付き

アンティークおよびヴィンテージジュエリー専門家と美術史家おふたりの講義でした
会場となった代官山 蔦屋書店2階の落ち着いた空間も素晴らしく、同時通訳&カフェ付きという、なんとも贅沢な時間を過ごすことができました。
1階の書店内には、トークイベントとのコラボコーナーがあり、魅力的な書籍もたくさん!全ては見られなかったので、また近いうちに出向いてみようと思います。知的好奇心を満たす、豊かな時間となりました。













