
夢の錬金術。
“錬金術”とは、古代から中世にかけ、別の金属を金などの貴金属に変化さる技術、他にも不老不死の薬の制作など、夢のような技術、哲学、思想などが複合したモノとされ、単に金属の変化だけでなく万物の根源や宇宙の仕組みを解明しようとする哲学的な面も持ち合わせていた技術のようです。
金の価格が高騰が続いている昨今ですが、現代の錬金術で水銀から“金”が作れるようになるというニュースが話題になっています。米国西海岸にある核融合発電の開発会社が核融合のプロセスを利用する錬金術を発見したと発表したそうです。但し、金を作るために核融合を利用してまでの実用性があるのか、果たして安定した成分の“金”なのか、、憶測は尽きず、今の科学技術を持ってどこまでのモノを作っていくのかに繋がる話題ではあります。地球が作り出す奇跡の資源の採掘、その後の加工技術による貴金属の希少性なのであり、ラボグロウダイヤモンド然り、宝石との境界線がどのようになるのか、この度の発表は今後の貴金属の希少性を揺るがすことに繋がるのか、悩ましいことではありますね。この発表が夢の錬金術になるのか、実用的な錬金術になるのかニュースの続きを見守りたいものです。