
若さと卓越した身体能力と!
オランダにあるバレエ団「ネザーランドダンスシアター(NDT)」にはダンサーの年齢に応じて1と2のカンパニーがあります。主にコンテンポラリー作品を上演しているカンパニーです。この度40年以上ぶりに来日公演を開催したNDT2には18〜23歳までのフレッシュな年代のダンサーが所属し活躍しています。昨年来日したNDT1(23歳以上)とは違う魅力に溢れるカンパニーです。

私は2回ほどNDT1の公演を観ていますが、オランダには行かれず、一度観てみたいと思っていたNDT2は念願叶い今回初めてでした。トリプルビルで選ばれた3作品には日本での紹介が初めての振付家の作品も2作品含まれていました。コンテンポラリーダンスにヒップホップ要素など、どの作品もパフォーマンスにかなりの違いがあり、同じダンサーが全作品を踊ることは身体的にも大変なことと思われました。しかし、全世界から選ばれた若きダンサーたちの身体能力は心配を遥かに上回り、エネルギッシュで素晴らしい作品を披露してくださいました。

神奈川芸術劇場(KAAT )大ホールでの公演でした。
ヨーロッパではとても小さな芝居小屋から大きなホールまで作品により様々な魅せ方があるようで、今回はKAAT大ホールでの公演でしたが、いろんな劇場で観られたら更に素晴らしい体験ができるだろうと確信しました。体がリズムになり、リズムが身体に乗り、作品が映画のようになり、目が離せない展開に魅了されっぱなしでした。

彼らの芸術的身体能力の凄さに圧倒されっぱなし!許されたカーテンコールの撮影です。
2025年日本公演プログラム「Folka」by Marcos More、「FIT」by Alexander Edman、「Watch Ur Mouth」by Boris Seva 。現在のNDT照明チーフ&デザナーは日本人の久松夕香氏、とても素晴らしい照明でした!是非、再度来日公演をお待ちしております。









