久しぶりの福岡出張。お仕事後のお楽しみは、美味しいお食事と六月博多座大歌舞伎観賞でした。博多座は初めて訪れましたが宿泊したホテルから徒歩5分、終演後も空港へのアクセスがとてもスムーズでとても便利なところにありました。
昼の部で一番心に響いたのは尾上菊之助さんの『鷺娘』。とても幽玄で美しい鷺の精の舞いでした。お衣装の引き抜きもお見事で会場からは歓喜の声がちらほらと。
大正時代にアンナ・パブロアの『瀕死の白鳥』にインスパイアされて、鷺娘の最期の舞いがよりドラマティックになったのだとか。伝統芸能も進化し続けてるのですね。

博多祇園飾山笠：模型

お連れいただいたフレンチレストラン "Watahan"は繁華街の喧騒から離れた白金という場所にあり、老舗料亭だったところを改築したとても落ち着ける空間でした。苔が綺麗な日本庭園を眺めながらのイノベーティブ・フレンチはアートな盛り付けで私好みなお味でした。福岡は街がコンパクトでとても住みやすそうですね。

木に刺さってる前菜：ブーダンの実