
ゾフィー・トイバー=アルプ & ジャン・アルプ 展
京橋にあるアーティゾン美術館 (旧ブリヂストン美術館) に行ってきました。前からこの右のポスターが気になってましたので。ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプは、20世紀前半を代表するアーティストのご夫妻で、お二人が互いに影響を与え合いながら創作した作品の展覧会でした。
そこに描かれている図形や線の平面構成は一見単純に見えるのですが、作品を観ていくうちに、その抽象的な表現がまるで音楽を聴いているかのように豊かなイメージを膨らませてくれて、心地の良い鑑賞の時間となりました。時代は大正時代あたりにこれらの作品は画期的だったに違いありません。カンディンスキーらの影響を受けたと言うのも納得でした。特にテキスタイルデザイナーとしてキャリアを開始したゾフィー・ドイバーの作品が興味深かったです。

「硲伊之助(はざま いのすけ)展」と同時開催

抽象的なモティーフによる構成 (手帳カバー)ビーズ

『鹿王』の人形 (レプリカ)

1923 刊行物『メルツ』第5号に提供したリトグラフ

クラマール(フランス)の住居兼アトリエ

1934年 呼吸を視覚化『漸次的な移行』

1920-24年. パッチワークのズボン
アーティゾン美術館は当サロンから銀座中央通りに出て、京橋方面にお散歩がてら行ける美術館です。左側に幾何学のパーテーションを見ながら降りるエスカレーターのこの景色が何故だか好きなんですよね。