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『 寺沢泰枝のコンシェルジュな日々 』

シネマ「国宝」鑑賞。

シネマ「国宝」鑑賞。

観劇雑記

『歌舞伎役者』を題材にした映画が6月6日に封切り初日を迎えました。封切りを楽しみにしていました。『歌舞伎』の大きなテーマは「継承」と「創造」と言われています。長い時間をかけ、磨き上げられた古典作品が多く、技術や演出も長年伝承され続けています。一方、時代ごとに人気の題材(人気アニメなど)を作品にする想像力豊かなスーパー歌舞伎も時代の流れとして発表されています。「継承」と「創造」は相反するようで長く文化を守る上で大切なことなんですね。

 

うっとりしながらの緊張感に酔いました。

 

そんな歴史の長い歌舞伎の世界で、やはり一番大事なのは演じる歌舞伎役者。そんな役者が主人公になった「国宝」という映画です。血筋の力、才能の力、それぞれが高め合い、競い合い、壮絶な人間ドラマが描かれていました。とにかく美しかった!任侠の子として生まれ、壮大な運命のながれを耐え抜き歌舞伎界のトップになっていく主役の“立花喜久雄(花井藤一郎”役の吉沢亮さんの美しさは絶大で、そして人間国宝“万菊”役の舞踊家で俳優の田中民さんの存在感たるや!全編緊張感たっぷりの映画作品でした。吉沢さん演じる“花井藤一郎”と横浜流星さん演じる“花井半弥”の「娘道成寺」の美しさは圧巻。一部ドキュメンタリー要素も若干あり、多くの方々が歌舞伎の作品作りや上演に関わっている事にも胸が熱くなりました。終盤でのテーマ曲の井口理さんの歌声が劇場中を包み込んでいました。

 

駅で見かけた看板が輝いて見えました。

 

東銀座にある歌舞伎座の駅の告知看板で、映画にも登場する「連獅子」を見てさらにテンションが上がった出勤時間のひと時でした。

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