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岡田訓明の日々の徒然ブログ
『ジュエリーデザイナーの嗜み』

ギターモヤモヤ

ギターモヤモヤ

ギター雑記

最近またクラシックギターを弾いています。
コロナ禍の2021年にカルカッシ教則本をやり終えた達成感から、一気にトーンダウンして全く弾かなくなっていました。その頃は真剣に習うことを考えていましたが、それも実行しないままクラシックギターを触ることなく、4年近くの歳月が流れました。

ビートルズバンドのギター練習の箸休めにアコースティックギター弾き始め、生ギターの良さを痛感したところで、またクラシックギターの音色に舞い戻ったという感じでしょうか。大体こんな感じで聴く音楽や、弾くギターのサイクルが巡ってきます。やりたいと思う時にやりたいことをすれば良いと思うのですが、こういうやり方ではいかんせん上達しないところが問題です。ビートルバンドをやっている限りにおいては、ビートルズは鼓舞してやらなければいけないので、同じようなサイクルがまたやってくるのでしょう。

そんなこんなで現在、ヴァイス(S.L.Weiss)のファンタジーという曲を練習しています。この曲はバロック時代に作曲されたリュート曲なので、そのままギターで弾くには無理があり、クラシックギター用にアレンジされ、よく弾かれています。前半は小節線のない自由なプレリュードで、後半からバロックらしいフーガの曲調になるとても美しい曲です。原曲はハ短調の曲ですが、ギターで弾きやすいようにニ短調やホ短調にアレンジされている楽譜が多いです。

リュートのタブラチュア譜からの転記ミスなのか、誰かのアレンジなのか分かりませんが、細かな部分に於いて原曲とは違うようにアレンジされたものが多いです。これは作曲者の意図とは違うものなので、やはり原曲に極力近づけて弾きたいと思っています。YouTubeでプロの演奏を観ても、それぞれ違ったアレンジで弾いていますが、クラシック音楽は原曲に忠実であるべきで、奏者は表現方法のみを追究するべきだと思っています。昔、ロックギターのいい加減なところが嫌いでクラシックギター弾き始めましたが、クラシックギターでも意外とそのようなところが多くモヤモヤしています。

というか、この曲、難しすぎるので、もう少し簡単な曲を練習しないといけませんね。

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